01. たった一匹のリスがいました。
たった一羽のフクロウがいました。
リスは明るくて働き者で、時々おっちょこちょい。
フクロウは森のことならなんでも知っていて。
夜ふかし大好き朝寝坊。

ある日、フクロウが運んできた種子を、
ある日、はらぺこのリスが大発見。
もったいないから地面に埋めて、
後でゆっくり食べようと。穴をほる。
ところが、すっかり忘れてしまうのが、
おっちょこちょいのリス。

02. 真っ暗な土の中の種子は、やがて根を張り、芽を出し、
春夏秋冬、春夏秋冬、春夏秋冬、時が流れ。
葉っぱもなくて、花も咲かなくて、実もならない、
なんだかさえない黄色い木。

それでも、止まり木にちょうどいい！と鳥たちが歌いました。
だけど、吊り橋みたいに渡れるよ！とリスや猿が出会いました。
かえって、根元まで光が届くからありがたい！
小さな草花たちが咲きました。
枝だけの、隣にいるだけの、なんてことない
隣の木。neighbortree。
だから、どこでも。誰でも。みんなで作れる。関係の木。
続きは真っ白。みんなでつくる物語の始まりです。
あなたはリス？フクロウ？それとも隣の木？

03. 未来はきっと、
「関係創造」から 私がいる。あなたがいる。大事なものは、ぜんぶ揃ってる。
ただ一つ足りないもの、それは『関係』。
モノにも、コトにも、ヒトにも。
もっと多様でカラフルな関係があっていい。
一人では何もできないから。一つでは何も始まらないから。

04. 大袈裟ではなく。ほんの少しだけ。
そこにはなかった新しい関係を創造できさえすれば。
いつの間にか、誰からともなく、繋がって、絡まって。
根が伸びる。葉が茂る。新しい花が咲く。
人が、街が、世界が、生きた森になっていく。
出会うはずのないヒト、こんにちは。
起きるはずのないコト、始めよう。
届くはずのないモノ、ありがとう。
私も隣人。あなたも隣人。世界はみんなお隣さん。
未来はきっと、「関係創造」から変わり始める。
そう信じています。